三井物産、米PureCycleと提携 日本に再生PP樹脂製造工場を建設へ

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リサイクルポリプロピレン樹脂。既存技術(THE PAST)、PureCycle技術(THE FUTURE)(出所:三井物産)
リサイクルポリプロピレン樹脂。既存技術(THE PAST)、PureCycle技術(THE FUTURE)(出所:三井物産)

三井物産(東京都千代田区)は9月13日、米国PureCycle Technologies(PCT社)と提携し、日本において、廃棄されるポリプロピレン樹脂(PP樹脂)をリサイクルし、クリアなPP樹脂を製造する工場の建設に向けた取り組みを開発すると発表した。両社はリサイクルPP樹脂製造事業の共同開発に向けた覚書を締結した。

PP樹脂は包装材料や自動車材料に広く利用されているが、分離が難しい着色料等の添加剤を含んでいることが多く、リサイクル材が利用できる用途は限られているという。一方、PCT社は、廃プラスチックからヴァージン材と同等品質であるUltra-Pure Recycled Polypropylene(UPRP)と呼ばれるリサイクルPP樹脂を生産する技術ライセンスを有し、すでにUPRPの生産に成功している。

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