ホールエナジーとafterFIT、コーポレートPPAオークション立ち上げ

法人向け「電力オークション」を展開するホールエナジー（東京都品川区）は9月27日、afterFIT（東京都港区）との業務提携を通じて、日本初となる「コーポレートPPAオークション」を立ち上げると発表した。需要家企業と発電事業者をマッチングするプラットフォームを創設し、適切な価格や条件で取引できる仕組みの提供を目指す。2021年内に第一回オークションを開催する。

企業の再生可能エネルギー調達が進む欧米では、調達手段のひとつとして、企業が電力を直接調達する「コーポレートPPA（CPPA）」が注目されている。コーポレートPPA需要家が発電事業者から再生可能エネルギーの電力を長期に（通常10～25年）購入する契約により、小売り電気事業者からの電力調達ではなく、再エネ電源を直接調達するもの。国内でも近い将来、導入希望企業が増えることが見込まれるが、新たな発電所開発には限りがある。そこで今回、同サービスを立ち上げることとした。