廃棄物発電の未利用電力で水素と副産物を併産 製造原価を低減

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採択事業の構想(出所:アサヒプリテック)
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アサヒプリテック(兵庫県神戸市)は10月から、エフシー開発(茨城県日立市)、XScientia(クロスサイエンティア/東京都港区)、三井住友信託銀行(東京都千代田区)と、副産物活用によるグリーン水素サプライチェーン構築に向けたシステム開発・実証実験を開始する。2023年度の事業化を目指す。

アサヒプリテックが保有する廃棄物発電所の未利用電力を活用し、水素と副産物を併産することで水素の製造原価を大幅に低減できる製造システム開発を目指す。これまでエフシー開発がラボスケールで蓄積してきたノウハウを実機スケールで実証するとともに、コスト低減のための開発にも取り組む。事業終了後は、安価な水素を製造・外販することで水素の普及拡大に貢献し、温室効果ガスの排出削減に繋げる考え。なお、同事業は環境省の2021年度「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」において「副産物の有効活用によるグリーン水素サプライチェーン構築に向けたシステム開発」として提案し、補助事業に採択された。

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