三菱重工エンジ、CO2回収液に関する実証実験完了 回収率最大99.8%

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モングスタッドCO2回収技術センター(TCM)(出所:三菱重工)
モングスタッドCO2回収技術センター(TCM)(出所:三菱重工)

三菱重工エンジニアリング(MHIENG/神奈川県横浜市)は10月19日、ノルウェーにある世界最大級CO2回収実験施設で実施していた実証試験において、新たなCO2吸収液「KS-21TM」で、排ガスからのCO2回収率が最大99.8%に到達したと発表した。

このMHIENG独自のCO2吸収液の商用化に向けた実証試験は、ノルウェーのモングスタッドCO2回収技術センター(TCM)で2021年5月初旬から8月末まで実施された。実証試験が終了し、MHIENGが関西電力(大阪府大阪市)と新たに開発したCO2分離・回収プロセスに用いる吸収液「KS-21」の技術優位性を証明する有益なデータを取得したという。これにより「KS-21」の商用化が完了し、今後拡販を進めていく。英国・欧州市場においてCO2回収事業の受注拡大を目指していく。

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