国際海運のGHG削減目標、2023年改定で「さらに野心的な設定」に

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(写真右)海洋環境保護委員会議長の斎藤英明氏(国土交通省参与/出所:国交省)
(写真右)海洋環境保護委員会議長の斎藤英明氏(国土交通省参与/出所:国交省)

国際海事機関(IMO)の第77回海洋環境保護委員会(議長:斎藤英明 国土交通省参与)が 、11月22日~26日、Web形式で開催された。国際海運の温室効果ガス(GHG)排出削減目標について、2023年春の改定では現行の目標よりさらに野心的な目標を設定することで合意した。「2050年までにGHG排出を全体としてゼロ」を新たな目標として掲げるという日本などの提案は、今回の会合では採択されなかった。

IMOは2018年に「GHG削減戦略」を採択した。この戦略では(1)2030年までにCO2排出量40%以上削減(輸送量あたり、2008年比)、(2)2050年までにGHG排出量50%以上削減(2008年比)、(3)今世紀中なるべく早期の排出ゼロ、とする目標を設定。同時に、同戦略を2023年春に改定することで合意していた。

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