大塚製薬(東京都千代田区)は3月25日、リサイクルPET樹脂を30%利用したペットボトル容器の「ポカリスエット」を今春から販売すると発表した。新たな石油由来原料から作られるプラスチック量は年間で約1,000トン削減、温室効果ガス(GHG)排出量は約2,800トン削減される見込み。今後さらなる技術開発を進め、順次、他品目へ導入する。
同社はこれまでもポカリスエットをはじめとする製品で、環境負荷低減のための軽量ペットボトル容器、製造方法の開発を進めてきた。2007年には日本で初めて『陽圧無菌充填(じゅうてん)方式』を採用することで容器重量約30%の軽量化を実現。また、キャップの軽量化、ラベルの薄肉化、飲料容器のラベルレス化、容器包装材料の使用量削減などの技術開発も行ってきた。