岩谷産業・丸紅ら、液化水素運搬船による日豪間海上輸送の実証完遂

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日豪サプライチェーン実証試験構成図(出所:川崎汽船)
日豪サプライチェーン実証試験構成図(出所:川崎汽船)

岩谷産業(大阪府大阪市)、シェルジャパン(東京都千代田区)、丸紅(同)、ENEOS(同)、川崎汽船(同)川崎重工業(同・港区)、電源開発(Jパワー/同・中央区)の7社は4月9日、2016年から取り組んでいたNEDOの助成事業「未利用褐炭由来水素大規模海上輸送サプライチェーン構築実証事業」において、世界初の褐炭から製造した水素を液化水素運搬船で日豪間を海上輸送・荷役する実証試験を完遂したことを記念し式典を開催した。

7社は今回の実証試験により、国際的な液化水素サプライチェーン構築が可能なことが立証されたとし、試験を通じて安全に運用できることを実証できた装置や設備は、今後のクリーンエネルギービジネスのゲームチェンジャーとなる技術であり、水素をエネルギーとして当たり前に使える社会の実現に一歩前進したと成果を強調した。各社は今後も、さらなる設備の運用を通じて、将来の商用水素サプライチェーン構築に資するデータや知見を積み重ねていく考えだ。

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