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2035年に向けたJERAの取り組みイメージ(出所:JERA)
JERA(東京都中央区)は5月12日、2035年度までに、国内事業からのCO2排出量について2013年度比で60%以上の削減を目指すと発表した。日本政府の2050年カーボンニュートラルの方針に基づいた再生可能エネルギー導入拡大を前提に、国内の再生可能エネルギーの開発・導入を推進するとともに、水素・アンモニア混焼を進め、火力発電の排出原単位低減に努めるとしている。
2035年に向けた新たなビジョンと環境目標「JERA環境コミット2035」を同日に公表し、明らかにした。2035年に向けたビジョンでは「再生可能エネルギーと低炭素火力を組み合わせたクリーンエネルギー供給基盤を提供することにより、アジアを中心とした世界の健全な成長と発展に貢献する」ことを掲げた。
さらに同日、2025年度に向けた財務戦略と新たな経営目標も公表した。財務戦略において投資に配分する資金は2025年度までに合計で1兆4,000億円程度を予定。6,500億円程度の資金を脱炭素関連事業に配分するとした。
水素・アンモニアの導入計画
JERAは、2030年と2035年に向けた環境目標の達成に向けて、水素・アンモニアの導入計画について、以下のタイムラインでの技術開発を目指すとした。
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