リンナイ(愛知県名古屋市)は5月30日、家庭用給湯器において世界で初めて、水素100%燃焼技術の開発に成功したと発表した。2022年末ごろからオーストラリアで水素100%燃焼給湯器の実証実験をスタートする予定だ。
CO2排出ゼロのクリーンな燃料として注目されている「水素」は、一方で「爆発の危険性」「不安定な燃焼」などの課題が指摘されてきたという。同社は長年のガス機器開発で蓄積してきた燃焼技術や流体制御技術によりこうした問題をクリアし、今回、水素100%をエネルギーとした家庭用給湯器の開発に成功した。