JFEスチール(東京都千代田区)は6月21日、環境調和型転炉溶銑予備処理プロセス「DRP(R)」(Double-slag Refining Process)を全地区において導入し、転炉でのスクラップ利用量拡大によるCO2排出量の削減を実現したと発表した。2021年度実績で、約17万トン/年のCO2排出量削減を達成したとしている。
「DRP」では、溶銑中の珪素(Si)を熱源として最大限活用することで、転炉でのスクラップ投入量を拡大することが可能となる。同技術の導入により溶銑配合率を従来プロセスの90%から82%に低減した。