東急不動産ら12社、営農型太陽光発電の実証施設で共同実証

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リエネソーラーファーム東松山 太陽光発電所の全景(出所:東急不動産)
リエネソーラーファーム東松山 太陽光発電所の全景(出所:東急不動産)

東急不動産(東京都渋谷区)など12社は2月10日、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)を中心とした農業と再生可能エネルギーの実証施設「リエネソーラーファーム東松山」(埼玉県東松山市)において、共同で実証実験を開始すると発表した。

実証実験では同発電所において、営農者とも協力し、近隣住民や行政機関、発電事業に関わるメーカー、電気の需要家らとも連携しながら、発電事業の発展に向けた技術検証、農業の効率化に向けた検証、作物の日照影響検証及び作物のブランド化と食品加工、ソーラーシェアを通じた地域共生、電気の利活用方法など、様々な実証実験を継続して行う。

東急不動産は、同社が再エネ事業と農業の実証実験プラットフォームを提供し、様々な関係者と協働することで、未来の技術発展・事業拡大・地域連携を図る参加型の実証事業を目指すとしている。

事業全体のイメージ(出所:東急不動産)
事業全体のイメージ(出所:東急不動産)

営農型太陽光発電は、太陽光発電設備を設置した地面を農地として活用する。東急不動産などは同事業を展開・普及するため、様々な実証実験を行う「リエネソーラーファーム東松山太陽光発電所」を2022年12月28日に運転開始した。実証実験では、効率的な開発・運営手法の研究や、最適な発電量を確保するための検証、作物の生育データの収集・分析を通した収穫高や栽培品質に影響の少ない営農の実証などを行う。

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