大阪ガス、GSユアサと新型蓄電池システムを共同実証へ

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大阪ガス(大阪市中央区)は、GSユアサ(京都市南区)と、パワコン併設型蓄電池システムを用いた実証試験に関する共同実証を始める。

この蓄電池システムは、現在GSユアサが新たに開発を進めているもので、蓄電池、パワコン、遠隔監視システムを一体化することで設備の小型化を実現している。さらに、蓄電池盤ごとに運搬・搬入、据付作業ができるため、特殊車両や大型クレーンを使わず狭い場所への設置が可能。また、必要な容量に応じて蓄電池盤の数量を増減させ、柔軟な設計ができる。

実証では、大阪ガス自社敷地内に同蓄電池システムの試作機を設置し、複数の電力市場取引に対応したマルチユース運用の検証を行うとともに、蓄電池の性能や特性を考慮した最適運用制御パターンおよびシステムの動作検証を行う。実証運用期間は2025年4月から2028年3月の予定。

両社の役割としてそれぞれ、大阪ガスは、蓄電池システムの運用に必要な設備の構築と敷地の提供、電力市場での取引を模した同蓄電池システムの運用管理を行い、GSユアサは、同蓄電池システムの提供および運転・保守管理(O&M)対応の実施、データに基づく機器の改造・改善の実施および検討を行う。

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