土壌に拡散したナノプラスチック量が測定可能に ヒト体内への侵入評価に期待

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土壌中にあるナノプラスチックのイメージ(出所:産業技術総合研究所)
土壌中にあるナノプラスチックのイメージ(出所:産業技術総合研究所)

産業技術総合研究所(東京都千代田区)は6月14日、土壌中のナノプラスチック濃度の測定技術を開発したことを発表した。従来法では検出が困難だった大きさ1 µm以下のナノプラスチックが測定可能で、地圏環境中に拡散したナノプラスチック量分布を把握することで、プラスチックがヒトの体内に入る量(暴露量)の評価に貢献できる技術となる。

これは、同研究所の地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門 地圏環境リスク研究グループによるもの。同グループは環境中のプラスチックのリスク評価を目指しており、プラスチックと化学物質との相互作用や、プラスチックの土壌中での移動性の解明、環境中のプラスチック分布状況の調査を行ってきた。

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