大林組、建設資材の物流拠点開設 渋滞・排気ガス抑制

大林組(東京都港区)は9月9日、建設現場付近の路上待機車両の削減に向けて、地域の建設資材納入車両を一ヵ所に収容する物流拠点「エコロジサイト」のトライアル運用を開始したと発表した。東京・神奈川・大阪の3地域で展開する。路上待機車両を削減することで、交通渋滞や排気ガスを抑制し建設業全体での社会的課題解決を目指す。

建設現場では効率的な資材搬入のため、搬入順序や予定時刻をあらかじめ決定し、通行ルートも事前に調整して近隣への迷惑がかからないよう対策を講じている。一方、運行状況などにより資材搬入が計画通りに進まない場合は時間調整のために資材搬入車両を路上待機させる必要がある。そのため、交通渋滞やアイドリングによる排気ガスの排出といった周辺への悪影響を引き起こしてしまうことがあり、課題となっていた。
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