太陽石油、SAF・RDの大規模事業化に向けた検討を沖縄で開始

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赤枠内:本事業における建設候補地(出所:太陽石油)
赤枠内:本事業における建設候補地(出所:太陽石油)

太陽石油(東京都千代田区)は7月26日、沖縄県で持続可能な航空燃料(SAF)および軽油の代替燃料であるリニューアブルディーゼル(RD)大規模製造の事業化検討を開始したと発表した。年間最大約22万KLの国産SAF/RD製造を想定しており、2028年度中の供給開始に向けて検討を進める。

同事業では、アルコール(エタノール)を原料に触媒反応を通じてSAF/RDを製造するAlcohol to Jet(ATJ)技術を活用する。同技術は「ASTM D7566 Annex5」として航空機への導入に必要なASTM規格を取得済み。
原料となるエタノールは賦存量が多く、元製油所である南西石油の桟橋と貯蔵設備を活用することにより、大型タンカーによる輸入やコスト競争力のある原料確保ができる。

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