御堂筋ダイビル、CASBEE「Sランク」取得 環境性能で最高評価
商船三井グループのダイビル(大阪府大阪市)は2月1日、完成した「御堂筋ダイビル」(同)が「CASBEE スマートウェルネスオフィス」認証の最高位「Sランク」を取得したと発表した。事務所などの執務エリアは、基準1次エネルギー消費量から40%以上削減できる見込みで、「ZEB Oriented」を取得する予定だ。
制振構造を採用し、BCP対応を強化
今回竣工したビルは地上20階建てで、BCPや環境性能向上などに配慮した。
BCP対応面では、制振構造を採用し、日本建築構造技術者協会(JSCA)が定める耐震性能グレード「上級」相当の強固な耐震性能を確保した。72時間連続稼働できる非常用発電機を搭載により、停電時でも防災設備・トイレなどの主要機能が機能し、貸室に一定量の電力を供給する。また、水害に備え防潮板を設置したほか、緊急排水槽設置などの対策により上下水道の途絶時でもトイレが使用できる。
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