日立造船、オマーンでのメタネーション実証へ 覚書締結

日立造船(大阪府大阪市)および同社の100%子会社である Hitachi Zosen Inova AG(HZI/スイス)は3月12日、 オマーン政府や日本の商社などが出資するOman LNG LLC(オマーンLNG/オマーン)と「メタネーションの事業化に向けた協力覚書」を締結した。オマーン LNG が保有している LNG プラントにメタネーション装置を実装し、CO2 の資源化を目指す。
メタネーションプラントを建設し、合成メタンを生産
メタネーションとは、触媒を充填した反応容器内で水素と二酸化炭素を反応させ、天然ガスの主成分であるメタンを合成する技術。同覚書に基づき、オマーン LNG は既存のLNG プラントの隣接地に小規模のパイロットプラント(メタネーション装置および水電解装置)を建設し、1200Nm3/hの合成メタンを生産する計画だ。
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