粉砕せずにコンクリのCO2固定量を測定 東大らの研究チームが装置開発

東京大学は6月25日、同大学大学院工学系研究科(丸山 一平教授)、リガク(東京都昭島市)、太平洋コンサルタント(同・千代田区)で構成する研究チームが、コンクリートなどのセメント系材料を用いた素材中のCO2固定量を簡易に評価できる装置を開発したと発表した。
従来のプロセスを削減、コンクリート分野の健全な排出量取引につながる技術
コンクリート関連分野において、CO2を無機炭酸塩の形で固定化することでカーボンニュートラルとする技術が求められている。CO2がどの程度コンクリートに固定化されているかを測定するには、数日かけて数キログラムのコンクリートを均一な粉末にし、数十ミリグラムの量で複数回測定するという手法で行われている。
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