ソフトバンクら、全固体電池の高エネルギー密度化技術開発に成功
ソフトバンク(東京都港区)と米国Enpower Greentechの子会社Enpower Japan(同)は8月24日、正極‐固体電解質層の界面抵抗の低減や、固体電解質の重量比削減などの高エネルギー密度化の技術開発に成功し、リチウム金属負極を用いた全固体電池セルでの重量エネルギー密度300Wh/kg級の実証に成功したと発表した。
同数値は、従来のリチウムイオン電池セルの最高値と同等。今後、同技術の最適化によりさらに全固体電池の軽量化を図るとともに、サイクル特性の向上、作動温度や作動電圧範囲の拡大など、重量エネルギー密度を高めながら、長寿命・高出力も検討し、400Wh/kg以上の全固体電池の早期実用化を目指すとしている。
全固体電池の課題解決へ
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