早稲田大、安全で安価な「アクア電池」の高効率化・長寿命化を実証

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Mo3Nb2O14電極に水素イオンが挿入される様子を描いた模式図(出所:早稲田大学)
Mo3Nb2O14電極に水素イオンが挿入される様子を描いた模式図(出所:早稲田大学)

早稲田大学は10月29日、同大学の研究グループが遷移金属酸化物「Mo3Nb2O14」を電極材料として用いることで、水系プロトン二次電池(アクア電池)の高効率化と長寿命化を実証したと発表した。カーボンニュートラルに貢献する安全かつ資源制約の少ないアクア電池の実現につながる発見だとしている。

水素イオンと水で作動するアクア電池

アクア電池は、地球上に豊富に存在する水素イオンと水を利用して作動する。現在普及しているリチウムイオン電池では、可燃性の有機電解液が使用されているため、発火や爆発の危険があり、資源供給の面でも課題がある。これに対し、アクア電池は安全性が高く、資源供給の安定性にも優れており、安価な蓄電デバイスとして期待されている。

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