大阪ガスら、47カ所・計17MWの太陽光発電開発

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発電所の所在地(出所:大阪ガス)
発電所の所在地(出所:大阪ガス)

JAG国際エナジー(東京都千代田区)と大阪ガス(大阪府大阪市)は7月25日、全国で47カ所、合計容量約1万7,000kWの非FIT/非FIP太陽光発電所を共同開発すると発表した。両社が出資するサスティナブルソーラーウェイ合同会社を通して実施する。大阪ガスが発電された電気の全量を長期的に買い取ることを前提に、2023年2月末までに全ての発電所で運転開始を目指す。

発電所の所在地は関東地方~中国・四国地方の10県。運転開始時期は2022年9月~2023年3月を予定。なお、この事業は経済産業省の補助事業の採択を受けて行う。

バイオマス発電事業で協業実績

サスティナブルソーラーウェイ合同会社は2022年3月に設立、7月22日にJAG国際エナジーが55%、大阪ガスが45%出資した。JAG国際エナジーと大阪ガスはバイオマス発電事業での協業実績があり、これまでに愛知田原バイオマス発電所と御坊バイオマス発電所の事業化を決定している。両社は、今後も再エネの電源開発において協業していくことで、引き続き脱炭素社会の実現に取り組んでいく。

JAG国際エナジーは、全国に合計で約22万kWの太陽光発電設備を保有している。木質バイオマス発電事業や陸上風力発電事業と合わせて、今後も太陽光発電事業を展開し、地域の環境・エネルギー資源の価値顕在化と活用の推進を目指す。

Daigasグループは、2030年度までに、自社開発や保有に加えて、他社からの調達も含めて、国内外で500万kWの再生可能エネルギー電源(FIT制度の適用電源を含む)の普及に貢献することを目指している。今回の件を含め自社開発・保有と他社からの調達を含めた再エネ電源の普及貢献量は約149万kWとなった。

需要家と発電事業者が連携する太陽光導入に補助金

今回の事業は5月20日、経済産業省が公募する「需要家主導による太陽光発電導入促進補助金(令和3年度補正予算)」に採択された。

この補助事業は、需要家が発電事業者と連携すること等により行う太陽光発電設備の導入に要する経費の一部を助成するもの。5月20日に採択結果が発表された一次公募では、サスティナブルソーラーウェイ合同会社のほか12社が採択されている。令和4年度予算による同補助金の一次公募が8月5日まで行われている。

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