アサヒバイオサイクルら、コメ栽培時のGHG排出削減手法を確立

アサヒホールディングス傘下のアサヒバイオサイクル(東京都渋谷区)は5月20日、住友商事グループの住友商事東北(宮城県仙台市)と、東京農工大学発のスタートアップ・NEWGREEN(東京都小金井市)ともに、コメの栽培時に排出されるGHGを削減する手法を確立した。「節水型乾田直播栽培」に着目した栽培方法で、従来の水稲栽培と比較して63%のGHG削減を実現した。
「節水型乾田直播栽培」で省人化・低コスト化実現
栽培時に排出されるGHGを削減するコメの栽培方法として、アサヒバイオサイクルなどが着目した「節水型乾田直播栽培」は、水を張らない状態の田に種子をまき、出芽が揃った後に湛水する「乾田直播栽培方法」の一つ。田起こし、水張り、代掻き、苗代づくり、田植えが不要となり、低コスト化・省力化が可能で、従来の水稲栽培に比べ温室効果ガスの発生抑制や、水資源削減も期待できる気候変動対策にも適した米栽培方法と言われている。「節水型」乾田直播栽培は、乾田直播栽培のうち、出芽後も湛水しない栽培方法で、通常の乾田直播栽培よりもさらに、低コスト化・省力化が可能だ。
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