三洋化成、衣料用コンパクト洗剤に生分解性付与

三洋化成工業(京都府京都市)は8月25日、コンパクト液体洗剤に生分解性を付与する衣料用洗剤基剤「ミセランドSCD-100」を開発したと発表した。同社独自の界面制御技術を活用し、従来のコンパクト液体洗剤では困難だと言われていた「生分解性」と「洗浄力」の両立を実現したとしている。
衣料用液体洗剤のうち、水分量を減らした濃縮タイプの「コンパクト液体洗剤」は、容器の省資源や輸送エネルギーの削減につながるほか、持ち運びやすさ・使いやすさの観点から消費者に受け入れられ近年需要が高まっている。コンパクト液体洗剤の普及を支える技術の一つが洗剤基剤である界面活性剤の高機能化だ。高濃度でもゲル化せず、洗浄力の高い界面活性剤の開発が進められてきた。
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