国交省、建設現場の脱炭素へ技術開発支援 断熱塗料など6件採択

  • 印刷
  • 共有
画像はイメージです
画像はイメージです

国土交通省は11月9日、2022年度の建設技術研究開発助成制度「政策課題解決型技術開発公募」の採択結果を公表した。今回、建設現場の生産性向上に向けたi-Construction推進やカーボンニュートラル実現に貢献する技術開発をテーマに公募を行い、新規課題として6技術、継続課題として11技術を採択した。

この公募は、民間企業・大学等を対象とした「一般タイプ」、中小企業を対象とした「中小企業タイプ」で構成される。一般タイプの新規課題では、11件の応募があり2件を採択した。このうち、名古屋大学は「断熱効果および遮熱効果を兼ね備えた環境対応型塗料の開発」で採択された(交付予定額950万円)。この研究では、熱伝導率が0.1W/m・K以下の断熱材として効果的な性質を示す構造発色性顔料を調製する。また、中空粒子の集合体は、屈折率のコントラストが大きいことから、太陽光の近赤外領域の日射反射率が50%以上を示す顔料になると期待できるという。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事