日本製紙ら、国産木材でバイオ燃料製造 27年度から年産数万kl規模で
日本製紙(東京都千代田区)、住友商事(同)、Green Earth Institute(GEI/東京都新宿区)は2月3日、国産木材を活用した、国内初の純国産セルロース系バイオエタノールの商用生産に向けて協業すると発表した。日本製紙の工場内において、2027年度に年産数万キロリットル規模のバイオエタノールの製造開始を目指す。
製造するバイオエタノールは、国産材の利活用や脱炭素社会への寄与を考慮して、主に国産SAF(持続可能な航空燃料)などの原料として利用する。バイオエタノール製造で副次的に生成されるカーボンニュートラル由来CO2を作物生産や化学製品の製造に有効利用するCCU(CO2回収・有効活用)や、発酵プロセスの残渣の有効活用など、脱炭素社会に寄与するカーボンリサイクルの取組みも同時に検討していく。
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