ナッジ活用は、CO2削減につながるか 環境省が実証結果を公表

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環境省は3月29日、ナッジやブーストなど行動科学の知見を活用した実証事業のうち、電力シェアリング(東京都品川区)とサイバー創研(同・港区)が2023年度に実施した、EVの充電を再エネ比率の高い時間帯へのシフトを目指す実証実験(予備実証)の結果を公表した。

ナッジ提供により、CO2削減に寄与する行動に変化があるかを検証

同実証は、モニター220人を無作為に以下2つのグループ(対照群・介入群)に割り当て、それぞれのグループの「昼充電」による省CO2効果を比較した。

  • 対照群:比較対象としてナッジを提供せず、スマートフォンのアプリで日々のEVの充電内容(充電時刻・充電量など)を記録し、履歴を表示するグループ
  • 介入群:対照群の内容に加え、累積充電電力量やCO2排出量、それらの値から算定されるモニタ毎の期間平均炭素強度(CO2排出係数)をアプリ上に表示するとともに、期間平均炭素強度に基づいてランキングを表示したり、CO2排出削減量に応じて金銭価値のあるポイントを付与するグループ

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