日立造船、中国で廃棄物からバイオエタノール製造　実証事業

日立造船は10月18日、中国北京市において、厨芥（ちゅうかい）類やリサイクルに適さない紙類からバイオエタノールを製造する、廃棄物の適正処理・資源化システムの実証事業を行うと発表した。

同実証事業は「食品・繊維系廃棄物からのエタノール発酵の技術および実証プロジェクト」として、中国側パートナーである北京科技大学（中国北京市）と協力機関等の間で共同実証に関する契約を締結した。日立造船は同社が有する一般廃棄物からのバイオエタノール製造技術を活用した廃棄物の適正処理・資源化システムの実証事業を、2022年6月から2024年12月までの予定で行う。

中国の協力機関は、首鋼環境産業有限公司（中国北京市） 西安交通大学（同・西安市） 北京首鋼生態科技有限公司（同・北京市）。

処理量約5トン／日の実証設備を建設