早稲田大と島津製作所、脱炭素社会実現へ連携 測定機器開発や人材育成

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協定を締結した早稲田大の田中愛治総長(右)と島津製作所の糸井弘人常務 (環境ビジネス撮影)
協定を締結した早稲田大の田中愛治総長(右)と島津製作所の糸井弘人常務 (環境ビジネス撮影)

早稲田大学と島津製作所(京都市)は10月10日、脱炭素社会の実現や世界規模の環境問題などの解決に向けて研究、教育面で協力するための包括連携協定を結んだ。理系、文系の枠を超えてカーボンニュートラルに関連する計測機器の開発や研究に共同で取り組むほか、人材を相互派遣するなどして高度な知識や専門性を持つ技術者や研究者を育成する。

分析機器の開発に人文社会科学の知見を

協定締結を受け、両者は次世代医薬品や持続可能な食・農業、脱炭素社会の実現など地球環境に関わるグローバルな問題の解決に貢献できる測定機器の共同研究に乗り出す。早稲田大は総合大学として理系だけでなく、文系の学問分野も幅広くカバーしていることから、人文社会科学系の知見を分析機器の開発にも生かし、脱炭素社会に向けた人間の行動変容を見据えた研究を目指す。

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