住友商事、非鉄金属サプライチェーン透明化へ イスラエル企業と契約

  • 印刷
  • 共有

住友商事(東京都千代田区)は1月20日、分子レベルで物質に個別の目印を付けてサプライチェーン上の原料・製品の追跡を可能にする技術を持つイスラエルのスタートアップ企業Security Matters(SMX)と、非鉄金属分野におけるグローバルな総代理店契約を締結したと発表した。

SMXは、物質に個別のIDを付与しブロックチェーン(分散型台帳)上で管理することでサプライチェーン全体の情報を一元的に管理できる技術を持つ。住友商事は今後、SMXの製品を使用して非鉄金属の原料となる鉱石や製品などに目印をつけ、サプライチェーン上の生産過程を把握・管理できるサービスを展開する。さらに、代理店にとどまらず、電気自動車(EV)用バッテリーの材料であるニッケル・コバルトのトレーサビリティ、銅のスクラップ比率の可視化など、住友商事が扱う金属資源にSMXの技術を適用し、サプライチェーンを可視化して製品の差別化を図る。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)完了後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事