エビ養殖の課題をバイオガスとIoTで解決、裕幸計装らがベトナムで実証

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実証システムイメージ(出所:裕幸計装)
実証システムイメージ(出所:裕幸計装)

裕幸計装(東京都目黒区)は7月から、ベトナムで、バイオガス発酵とIoTを活用し水生産性向上を実現する「省エネ型エビ養殖統合システム」の実証運転を開始する。環境汚染の原因のひとつであるエビ養殖汚泥を活用し、GHG削減や電力の安定供給などを目指す。実証期間は2024年7月から2025年6月まで。

CO2年間40トン削減へ

ベトナムの主要産業であるエビ養殖は、電力の供給不足や養殖汚泥(排泄物、死骸、脱皮殻、残餌など)による周辺土壌や地下水の汚染に加え、GHGの発生、養殖池での病気蔓延などの課題を抱えている。

これらの課題に対応するため、同社は今回、「循環型エネルギー創出ユニット」と「エビ増産ユニット」で構成される省エネ型の養殖統合システムを開発した。

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