「鉄の街」北九州、国内最大の洋上風力拠点に 2025年度内運転開始へ

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画像はイメージです(出所:PIXTA)
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かつて製鉄業で栄えた「鉄の街」として知られる福岡県北九州市若松区の沖合で、洋上風力発電所「北九州響灘洋上ウインドファーム」の建設工事が進んでいる。総出力は計25基の風車で約22万kWと、完成時点では国内最大の洋上風力発電所となる。2024年9月に風力発電の整備拠点となる「基地港湾」として使う契約を結ぶなどして工事を加速させ、25年度中の運転開始を目指している。

(出所:ひびきウインドエナジー)
(出所:ひびきウインドエナジー)

1901年に官営の八幡製鉄所が開設されて以降、製鉄業を中心に発展してきた北九州だが、沿岸に広がる工業地帯の発展の裏では長年、深刻な公害や環境汚染に悩まされてきた。そんな重厚長大産業の拠点が、クリーンエネルギーの代表格である風力発電の一大拠点に生まれ変わろうとしている。北九州市若松区沖の響灘では、基礎杭の上に「ジャケット」と呼ばれる風車の土台部分を据え付ける工事が進む。北九州市の沖合1~10キロの海域にある4つのエリアに、直径174メートルの巨大風車が計25基設置される。

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