日本企業のCN経営、2年間で成熟度大幅上昇 BCG最新レポート

ボストンコンサルティンググループ(BCG)は12月11日、東証プライム上場企業を対象に、カーボンニュートラル(CN)経営およびサステナビリティ経営の成熟レベルを分析する調査を実施し、その結果を公表した。
調査は2024年9月〜11月にかけて実施し、209社から回答を得た。BCGが独自に開発した指標「BCGカーボンニュートラル・インデックス」を用いて、企業のCN経営に関する取り組みを統合的に診断するとともに、重要性が高まるサステナビリティ経営についても調査した。
国内企業のカーボンニュートラル経営、2年で大きく前進
同社の「BCGカーボンニュートラル・インデックス」は、CN経営および生物多様性の保全や廃棄物削減、人権デューデリジェンスの達成を目指す、いわゆる「サステナビリティ経営」の実現に向けた検討を支援する指標。CN経営に関する5つの観点とサステナビリティ経営についての3つの観点、それらを詳細に分解した評価項目について4段階で成熟度を診断する。