再エネ導入、2030年に倍増の予測 対応のカギは蓄電活用にあり
国際的に蓄電池の導入量は過去10年間で増加。特に過去5年間の導入は顕著。国際エネルギー機関(IEA)は、2030年には2023年の6倍に増加すると試算する。再エネ導入拡大に伴う調整力は、世界全体で2030年に2倍、2050年には4.5倍となると予測され、そのうち蓄電池は、2050年に短期調整力の約1/3以上を占めるまでに拡大すると見込まれている。
大型蓄電池の役割と需要
新たなエネルギー基本計画(第7次)では、エネルギー自給率を2023年度の15.2%から、2040年までに30〜40%程度引き上げる。その中で、再エネを現在の22.9%から、40〜50%程度に増やす見通しで、太陽光発電は2〜3倍(9.8%から22〜29%程度)と、これまで以上のスピード感で増える。
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