電力自給率85%可能、条件は全国の建物屋根70%に太陽光設置 東北大試算

東北大学は5月21日、同大学院環境科学研究科らの研究チームが国内電力自給率に関するシミュレーションを実施し、平均85%まで自給可能という試算結果を公表した。また屋根上太陽光パネルとEV車載蓄電池の活用により、CO2排出量は87%削減できることも明らかにした。
太陽光設置ポテンシャル、全国合計1155GW
東北大の研究チームは今回、日本全国1741市町村を対象に、市町村ごとの人口・世帯数・建物屋根面積・車保有台数・電力需要量・日射量などのデータを基に、各地域で導入し得る屋根上太陽光パネル容量と発電量を算出した。