高砂工業、東北大発スタートアップに出資 次世代カーボン素材を開発強化

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東北大発スタートアップの3DCは自動車のリチウムイオン電池向けの先端カーボン素材の開発を手掛ける(画像はイメージです/出所:PIXTA)
東北大発スタートアップの3DCは自動車のリチウムイオン電池向けの先端カーボン素材の開発を手掛ける(画像はイメージです/出所:PIXTA)

高砂工業(岐阜県土岐市)は2025年4月28日、次世代のカーボン素材「グラフェンメソスポンジ(GMS)」などを開発する東北大学発のスタートアップ・3DC(宮城県仙台市)に出資したと発表した。リチウムイオン電池向けの導電助剤などに使用するGMSは、今後、自動車やモビリティなど先端産業の素材として有望であると判断。GMS開発ならびに製造体制構築にむけた連携を強化する。

リチウムイオン電池の寿命や容量・出力など性能大幅向上

3DCの開発するGMSは、リチウムイオン電池の電極に組み込むことにより、出力とエネルギーのような従来の電池で生じていたトレードオフ関係を解消し、寿命や容量・出力などの性能を大幅に上げる「機能性導電助剤」の役割を担う。これまでに電池の供給事業者を含む多くのグローバル企業にサンプルを提供し、高い評価を得たという。

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