リース満了車をEV化、ラストワンマイル輸送での有効性を検証 みずほ2社ら

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実証で活用する車両(出所:みずほリース)
実証で活用する車両(出所:みずほリース)

みずほリース(東京都港区)、みずほオートリース(同)、丸和運輸機関(埼玉県吉川市)、FOMM(神奈川県横浜市)の4社は3月12日、物流拠点から消費者に届けられるまでの「ラストワンマイル輸送」における脱炭素化を目的に、リース期間が満了したガソリン車を活用したコンバージョンEVによる実証事業を開始したと発表した。各社の知見を連携し、自発的にEVシフトできるサービスの実現を目指す。

1年間の試験運用で効果を検証 EV車導入の新サービス開発も

実証では、新車を製造しないという観点から、車両のライフサイクル全体でのCO2排出量を大きく抑制できるコンバージョン(レトロフィット)を、充電時間の効率的運用の観点からバッテリーのカセット型交換式を採用した。

車両はスズキ「エブリィ」。バッテリー容量は11.84kWh(2.96kWh×4個)、航続可能距離は100km。普通充電・バッテリー交換方式対応で、充電時間は7.5時間。

FOMMが車両改造を担当し、みずほ2社は低コストでEV車を導入できる新サービスの開発を行う。丸和運輸機関は事業用車両として1年間の実運用試験を実施する。このほか、リースアップ車両を活用することで、初期負担の軽減余地とガソリン車の資源循環の可能性も検証する予定だ。

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