環境省2025年度概算要求、総額8704億円 脱炭素化施策に重点
環境省が、令和7年度(2025年度)予算案の概算要求として、前年度比約49%増となる8704億円を要求した。
環境省では、以下4つを柱に取り組みを推進していく方針を示している。
- 脱炭素でレジリエントかつ快適な地域とくらしの創造
- バリューチェーン・サプライチェーン全体の脱炭素移行の促進
- 地域・くらしの脱炭素化の基盤となる先導技術実証と情報基盤等整備
- 世界の脱炭素移行への包括支援による国際展開・国際貢献
昨年度からの大幅増については、GHG排出削減に向けて、脱炭素施策に重点を置いたことが主な要因だ。今回は、上記4つの取り組みのうち、特に投資額が多かった「脱炭素でレジリエントかつ快適な地域とくらしの創造」「バリューチェーン・サプライチェーン全体の脱炭素移行の促進」を中心に、新規事業や重点施策について解説する。