東レ、次世代電池用イオン伝導ポリマー膜を開発 イオン伝導度は従来比10倍

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従来微多孔膜と開発品の位置づけ(出所:東レ)
従来微多孔膜と開発品の位置づけ(出所:東レ)

東レ(東京都中央区)は3月11日、イオン伝導度を従来開発品と比べて10倍に向上させた次世代電池用イオン伝導ポリマー膜を開発したと発表した。EVや産業用ドローン、アーバンモビリティ(UAM)などへ適用し、航続距離の拡大を図る。

イオン電動率10-4S/cm台を実現

同社はこれまでも、優れた耐熱性と剛性を有するアラミドポリマーの分子設計技術を活用し、リチウムイオンがサイト間を飛び移りながら移動する「ホッピング伝導型」の無孔ポリマー膜の開発を進めてきた。

今回、ホッピングサイト構造の改良とサイト数を増強した新規ポリマー設計を採用し、ホッピング伝導型のポリマー膜としては最高水準(同社調べ)となる、10-4S/cm台のイオン伝導度を実現した。

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