ペロブスカイト太陽電池に透明ポリイミドを活用 耐久性向上へ
アイ. エス. テイ(滋賀県大津市)は3月14日、桐蔭横浜大学(宮坂研究室)とともに、透明ポリイミドを用いたペロブスカイト太陽電池の開発に着手したと発表した。自社開発の新素材「TORMED(トーメッド)」を活用し、高温処理に耐えられるペロブスカイト太陽電池の実現を目指す。
宇宙でも活躍するポリイミド樹脂を活用
アイ. エス. テイによると、ペロブスカイト太陽電池の発電効率向上には200℃以上の高温処理が必要となるが、既存製品のPETフィルム基板では耐熱性が不足しており、十分に性能が発揮できないという。
同社は今回、宇宙でも使用されるポリイミド樹脂フィルムが持つ高い機能性と透過性を兼ね備えるTORMEDを、同太陽電池製品の基板に採用。ペロブスカイト太陽電池開発のパイオニアとして知られる宮坂研究室と連携し、発電効率と耐久性の向上を図る。
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