パナソニック、EV用電池の負極材料を現地調達 豪州企業と長期契約

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ノボニックスの連続黒鉛化炉(出所:パナソニック エナジー)
ノボニックスの連続黒鉛化炉(出所:パナソニック エナジー)

パナソニック エナジー(大阪府守口市)は2月9日 、EV用リチウムイオン電池の主要負極材料である人造黒鉛について、豪州の企業Novonix Limited(ノボニックス)と、4年間の長期供給契約を締結したと発表した。調達量は4年間で1万トン規模で、2025年より同社米国工場向けに供給する。

現地調達で、電池の安定供給につなげる

今回の取り組みは、集中戦略を展開する北米でのサプライチェーン強靭化や電池材料生産時の環境負荷の低減が目的。

パナソニック エナジーは現在、車載用リチウムイオン電池のカーボンフットプリント(CFP)を2030年度に21年度比で50%低減させることを目標に掲げている。ノボニックス社との長期供給契約について、同社は、革新的な環境技術を持つ北米現地企業との連携強化は、サプライチェーンにおける環境負荷低減という点において戦略的意義が大きいものだとしている。

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