東急電鉄、関東大手民鉄初・変電所に出力2.1MWの大規模蓄電池を設置へ

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東急田園都市線5000系(出所:PIXTA)
東急田園都市線5000系(出所:PIXTA)

東急電鉄(東京都渋谷区)は4月23日、東急(同)、東急パワーサプライ(同・世田谷区)と連携し、大規模災害時のBCP強化や電力の効率的な活用、電力系統の安定化を目的に、田園都市線に電力を供給する「市が尾変電所」に大規模蓄電システム(出力2.1MW、容量10MWh)を設置すると発表した。導入は2025年度の予定。関東大手民鉄が大規模蓄電池システムを導入するのは、今回が初めての取り組みとなる。

平時の電力消費量の平準化、電力コスト低減にも期待

大規模蓄電システムの導入により、今後は駅間に停止した電車へ電力を供給できるようになる。最大電源供給時間は4時間(災害時電源供給区間:田園都市線たまプラーザ駅から長津田駅まで)。駅構内のエレベーターや照明などへの電力供給も可能で、災害発生時には駅を一時待機場所として利用できる。

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