産総研、「湿度変動電池」の出力68倍に 暗部でも安定供給可能

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最大出力は68倍に向上(出所:産業技術総合研究所)
最大出力は68倍に向上(出所:産業技術総合研究所)

産業技術総合研究所(東京都千代田区)は1月22日、昼夜の湿度変化を利用して発電する「湿度変動電池」の出力を従来の68倍に高めることに成功したと発表した。太陽光発電と違い、夜間などの暗部でも電力を安定供給できることから、実用化により新たな再エネ電源になる可能性がある。

電池内部の物質変更で出力改善

産総研はこれまでも湿度変動電池の研究を進めてきたが、電池内部の浸透圧によって水分が移動して自己放電が発生し、湿度変化から得られたエネルギーが無駄になっていた。

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