IHI、太陽光発電の余剰電気で蒸気を生成、熱利用で再エネ地産地消を実証
IHI(東京都江東区)は9月20日、福島県相馬市とともに今年4月から相馬市下水処理場で実証運転を開始していた再生エネルギー(再エネ)熱利用システムが、安定的な運用が可能であることを実証したと発表した。
この再エネ熱利用システムは、太陽光発電所で従来廃棄されていた余剰の直流電力すべてを安価な投資で、カーボンフリー蒸気として利用するシステムで、IHIが開発したもの。日照条件により発電量が変動する太陽光発電のデメリットである余剰電力を無駄なく利用し、電力を低コストで柔軟に熱エネルギーに変換する技術(P2H:Power to Heat)を用いて構築した。
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