柏の葉で、分散型エネルギーを統合管理 三井不ら5社による共同実証

三井不動産(東京都中央区)は2月20日、柏の葉スマートシティで、不動産アセットが有する空調機器や給湯器、発電機、蓄電池、EV充電器などの分散型エネルギーリソースの統合管理・制御によるエネルギー・リソース・アグリゲーション事業の環境整備に向けた複数の実証実験を開始すると発表した。
この実証には、三井不動産のほか、ダイキン工業(大阪府大阪市)、エクセルギー・パワー・システムズ(東京都文京区)、Shizen Connect(同・中央区)、Yanekara(千葉県柏市)が参画する。冬ごろ開始予定。
個別空調機器の制御など、複数の実証実験を段階的に実施
再エネの主力電源化が進む中、電力系統の安定運用に向け、2021年に「需給調整市場」が新設され、2024年には調整力を売買する仕組みの本格運用が始まった。同市場は、一般送配電事業者が電力の需要と供給のバランスを取るために必要な「調整力」を効率的に調達するための市場で。今後は調整力の重要性がさらに求められると予想される。
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