竹中工務店ら4社、難燃化を実現したスギCLT開発 木目を生かせる内装材に

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木目がみえる温かみのある空間を実現する内装材として使用したイメージ(出所:竹中工務店)
木目がみえる温かみのある空間を実現する内装材として使用したイメージ(出所:竹中工務店)

竹中工務店(大阪府大阪市)、カシュー(埼玉県さいたま市)、長瀬産業(東京都千代田区)、ナガセケミカル(同・中央区)の4社は1月15日、木質パネルのスギCLTに、透明度・耐久性に優れた難燃化塗料を塗布した内装向けの準不燃材料を共同で開発したと発表した。竹中工務店が準不燃材料の国土交通大臣認定を取得。建築基準法の内装制限に適合し、表面の木目を生かせる内装材として天井や壁に使用できるという。

壁や天井に使用できる内装用の木材

CLT(Cross Laminated Timber)は、繊維が直交するように積層接着された木質パネルで、主に建物の床や壁に使用される。木材は可燃物であるため、内装材として壁や天井に使用する場合、木材表面に難燃化塗料を塗装する方法などにより建築基準法の内装制限に適合させることが必要だ。

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