清水建設、カーボンネガティブ地盤材料を初適用 CO2を8トン貯留

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使用したバイオ炭(左)と「SUSMICS-S」試験体(右)(出所:清水建設)
使用したバイオ炭(左)と「SUSMICS-S」試験体(右)(出所:清水建設)

清水建設(東京都中央区)は2024年12月26日、セメント系固化材を使用する流動化処理土にバイオ炭を混合した環境配慮型埋戻し地盤材料「SUSMICS-S」を、実際の工事で初めて適用したと発表した。新築建物外周地盤の埋戻し工事にカーボンネガティブ仕様のSUSMICS-Sを使用し、バイオ炭に固定された約8トンのCO2を地盤内に貯留した。

バイオ炭の混合量を調整することでカーボンネガティブとなる

地盤の埋戻し工事に使われる流動化処理土は、建設残土などに水とセメント系固化材を混合して製造する資源循環型の地盤材料である一方、固化材として使用するセメントは製造時に多量のCO2を排出するため、環境配慮につながる技術の実用化が急務とされる。

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