安藤ハザマ(東京都港区)と安藤ハザマ興業(同・江東区)は7月4日、低炭素型プレキャストコンクリート製品(低炭素型PCa製品)を標準的に供給できる体制を共同で確立したと発表した。通常のPCa製品と同じ製造サイクルで強度や耐久性などの要求性能を確保しつつ、部材や位置の制限なく建築構造物へ適用が可能だという。
同製品は安藤ハザマ興業が千葉工場で製造する普通強度領域(~60N/mm2)の建築部材を対象としたプレキャストコンクリート製品(PCa製品)に低炭素コンクリートを採用したもの。また、開発した低炭素型PCa製品の5製品の製造を対象にライフサイクルアセスメント(LCA)を実施し、製品の環境情報を客観的に「見える化」できるエコリーフ環境ラベル(エコリーフ)を取得した。同社によると、低炭素型PCa製品の標準化とPCa製品のエコリーフの取得は、国内で初めて。