KDDI、基地局の電源設備VPP化を実証 再エネ発電と電源監視機能を導入

KDDI(東京都千代田区)は12月17日、携帯電話など無線通信装置の基地局において、電源設備を活用したバーチャルパワープラント(VPP)への展開に向けて、和歌山県で2025年1月から実証を開始すると発表した。基地局に再生可能エネルギーによる発電・蓄電ならびに電源監視機能を導入し、再エネ利用拡大と災害対応力向上を図る。実証は2025年3月までの予定。
電力供給と同時に電力使用状況をリアルタイムで可視化するOPSを導入
この実証に向けて、基地局の附帯電源設備(電源箱・蓄電池)である「Open Power Station(OPS)」を新たに開発した。OPSは、基地局に電力を供給する機能のみを持っていた従来の電源箱を高機能化したもので、基地局の電力使用状況をリアルタイムで収集・可視化する電源監視機能などVPP化を見据えた機能を有する。
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