家庭用コージェネ300台を活用した「VPP実証」開始 北海道ガス

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実証の概要(出所:北海道ガス)
実証の概要(出所:北海道ガス)

北海道ガス(北海道札幌市)は12月5日、同社の家庭用ガスコージェネレーションシステム「コレモ」を複数台使用したVPPの実証事業を開始すると発表した。期間は、2024年1月から4月までの約4カ月間。

電力需給ひっ迫時などの運用方法を実証

コレモは、北海道ガスがアイシン(愛知県刈谷市)と共同開発した、自宅でガスから電気がつくれる発電システム。日常生活で使用する電気を賄うとともに、発電時に発生する熱を床暖房などに活用できる。2011年販売開始以降の設置件数は、2023年10月末時点で累計5691件。2022年度コレモによる余剰電力買取量は、1091万kWh/年となっている。

今回の実証では、利用者宅に設置されている約300台のコレモを、北ガスのエネマネ技術を活かして遠隔コントロールし、あたかも「ひとつの発電所」のように発電制御させることで、再エネの有効利用や電力需給のバランス改善を図る。

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