ちとせグループ、微細藻類から100%バイオPET樹脂開発に成功

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ペットボトル成形前段のプリフォームと藻類由来PET樹脂ペレット(出所:ちとせグループ)
ペットボトル成形前段のプリフォームと藻類由来PET樹脂ペレット(出所:ちとせグループ)

世界のバイオエコノミーをリードする日本発のバイオ企業群のちとせグループは6月3日、微細藻類由来の炭化水素を主原料の一つとした100%バイオ由来PET樹脂の開発に、世界で初めて成功したと発表した。微細藻類を大規模に培養する技術と、微細藻類の炭化水素から効率的にバイオパラキシレンを得る技術によりPET樹脂を生産する。2025年大阪・関西万博(日本政府館ファクトリーエリア)で展示中だ。

将来的には広い分野で活用し、「使えば使うほどCO2が減るPET樹脂」目指す

今回完成した藻類由来PET樹脂を、まずはペットボトルとして成形し、将来的には化粧品容器や衣料品など、広い分野へ応用していく考え。微細藻類の生産技術をさらに改良し「使えば使うほどCO2が減るPET樹脂」の実現を目指す。

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